Monthly Archives: 8月 2015

歯が多いほどボケにくい?

 

こんにちは。理事長の麻生田です。

 

今日は歯科と認知症について少しお話したいと思います。

 

みなさん、年をとってもボケ老人にはなりたくないですよね。

私も、年を取ったら、孫や子供に迷惑をかけずにぽっくり死にたいと考えております。

 

では認知症には何が効くのでしょうか?

アマニ油やサプリメントやら色々なものが効果があると言われています。

 

しかし、認知症については原因も治療法もまだ見つかっていないのです。

 

ただ、唯一明らかになっている事があります。

それは、残っている歯の数が多い人ほど認知症になりにくいということです。

 

2012年の調査によると、1日1回しか歯を磨かない人は、1日3回歯を磨いている人よりも65%も認知症を発症する確率が高いことがわかっています。

 

これは、“歯で噛む”という刺激が、脳の海馬の働きを活性化するためではないかと考えられています。

また、歯周病の原因となるポルフィロモナス・ジンジバリス菌が、認知機能を低下させてしまうと言われています。

このことは、歯周病を予防することにより、認知症を予防でき、また、認知症発症後に歯周病を治療すれば認知症の進行を抑制することも期待できるという事です。

 

つまり、毎日のしっかりとした歯磨きと、定期的な歯医者でのプロフェッショナルのケアを続けることで、認知症になる確率はかなり下げることができるということです。

 

毎日おいしいものを“自分の歯”でしっかり噛んで、おいしいと“認識”する。

そんな健康な老後を過ごしたいものですね。

...
more

内臓脂肪にご注意! メタボリックシンドロームとは? 第1回

こんにちは。

皆様おかわりございませんか?

内科医の米山です。

 

これから、皆様の健康維持に役立つお話をさせていただこうと思います。

 

さて、メタボリックシンドローム(通称メタボ)といえばもっとも有名な生活習慣病の一つになっています。

 

今では、40~74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームではないかと言われています。

 

そもそもメタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満(内臓に脂肪が蓄積するタイプの肥満)に加え、高血糖、脂質異常(トリグリセライドやLDLコレステロールの異常)、高血圧が複数みられる状態をいいます。

 

では、内臓脂肪とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

 

私たちのからだにある脂肪は皮下脂肪と内臓脂肪の2つに大別できます。

皮下脂肪は主に、内臓を保護したり体温を保つのに役立ちます。内臓脂肪は、食事から得たエネルギー源を一時的に脂肪に合成し貯えられたもので、必要に応じてさまざまな生命維持活動に使われています。

 

しかし、内臓脂肪は過剰になると、血液中に中性脂肪として多く存在するようになります。また、脂肪細胞から分泌される生理活性物質のバランスが崩れて、動脈硬化を促進します。

ただ、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて簡単にたまりやすい反面、減らすのも容易なことがわかっています。溜まりやすさに個人差はありますが、日々の運動や食事によって、内臓にたまった脂肪を減らしたり、たまらないようにすることは可能です。

 

次回はメタボリックシンドロームの対策についてお話したいと思います。

...
more

夏季休暇のお知らせ

8/13(木)~8/16(日)は休診日とさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

...
more