歯が多いほどボケにくい?


 

こんにちは。理事長の麻生田です。

 

今日は歯科と認知症について少しお話したいと思います。

 

みなさん、年をとってもボケ老人にはなりたくないですよね。

私も、年を取ったら、孫や子供に迷惑をかけずにぽっくり死にたいと考えております。

 

では認知症には何が効くのでしょうか?

アマニ油やサプリメントやら色々なものが効果があると言われています。

 

しかし、認知症については原因も治療法もまだ見つかっていないのです。

 

ただ、唯一明らかになっている事があります。

それは、残っている歯の数が多い人ほど認知症になりにくいということです。

 

2012年の調査によると、1日1回しか歯を磨かない人は、1日3回歯を磨いている人よりも65%も認知症を発症する確率が高いことがわかっています。

 

これは、“歯で噛む”という刺激が、脳の海馬の働きを活性化するためではないかと考えられています。

また、歯周病の原因となるポルフィロモナス・ジンジバリス菌が、認知機能を低下させてしまうと言われています。

このことは、歯周病を予防することにより、認知症を予防でき、また、認知症発症後に歯周病を治療すれば認知症の進行を抑制することも期待できるという事です。

 

つまり、毎日のしっかりとした歯磨きと、定期的な歯医者でのプロフェッショナルのケアを続けることで、認知症になる確率はかなり下げることができるということです。

 

毎日おいしいものを“自分の歯”でしっかり噛んで、おいしいと“認識”する。

そんな健康な老後を過ごしたいものですね。